この記事では、大人気米国高配当株ETF「VYM」の配当金について詳しく解説していきます。
こんなふうに配当金について、色々な疑問が出てくると思います。
実際に私もVYMに投資をしようと思った時は配当金の情報を調べまくりました・・・。そして、VYMを資産の中心にして投資を継続していると、配当金がいつどのくらいもらえるのか?利回りの情報に詳しくなってきました。
そこで今回は、実際にVYMに投資をしている投資系YouTuberのたかやん(登録者
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人)が、
この記事でわかること
- VYMの配当金の実績
- 配当金の推移
- 配当利回りの状況
- 配当金はいつもらえるのか?
- VYMにいくら投資すれば、いくらの配当がもらえるのか
こういったことがわかります。
そしてこの記事1つでVYMの配当金の知識が多く身に付き、ご自身が投資されるにあたっての判断材料にもなります!
私は実際にVYMを65株保有しています(2020年9月時点)
実際に投資をしている私だからこその体験談もあるので、ぜひ最後までご覧ください!
▼最新情報は動画でもまとめています▼
VYMの配当金の実績と推移
では早速VYMの配当金について全体像からまとめていきます。(ちなみにVYMはETFなので、配当金ではなく”分配金”ですが、細かいことは気にせずに配当金で統一します)
まずは配当金が支払われた月の実績と、年間を通しての合計を表でまとめます。
分配金実績 | 3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 合計 |
2006 | 0 | 0 | 0 | 0.175 | 0.175 |
2007 | 0.268 | 0.296 | 0.346 | 0.447 | 1.357 |
2008 | 0.371 | 0.371 | 0.371 | 0.33 | 1.443 |
2009 | 0.31 | 0.28 | 0.257 | 0.321 | 1.168 |
2010 | 0.229 | 0.273 | 0.276 | 0.313 | 1.091 |
2011 | 0.31 | 0.335 | 0.307 | 0.375 | 1.327 |
2012 | 0.328 | 0.37 | 0.403 | 0.492 | 1.593 |
2013 | 0.361 | 0.419 | 0.437 | 0.532 | 1.749 |
2014 | 0.401 | 0.476 | 0.469 | 0.562 | 1.908 |
2015 | 0.462 | 0.56 | 0.528 | 0.599 | 2.149 |
2016 | 0.478 | 0.578 | 0.483 | 0.667 | 2.206 |
2017 | 0.56 | 0.596 | 0.602 | 0.6431 | 2.4011 |
2018 | 0.6084 | 0.6302 | 0.6718 | 0.7388 | 2.6492 |
2019 | 0.6516 | 0.6247 | 0.7864 | 0.7791 | 2.8418 |
2020 | 0.5544 | 0.8368 | 0.7053 | 2.0965 |
こんな感じです。結構細かくなってしまったのですが、配当金の実績は年間合計の部分を見ていただければOKです。
次は実績をグラフにして、配当金と増配率の推移を確認していきますね。
ちなみに「増配率」とは、配当金が前年と比べていくら増えたか(減ったか)の率です。例えば10%増配なら、前年より配当金が10%増えたということになります。
安定的な配当金の推移で、増配率もすごく優秀ですね・・・!リーマンショックのあたりに減配をしてはいますが、仕方がないのかなーと思います。
それ以降の配当金はかなり安定しているので、本当に優秀なETFだと思います。
3月の配当金
3月の分配金はこれまで10年ほど右肩上がりで推移しています。2020年は前年同期比で結構な減配をしてしまっていますね・・・。
とは言え、過去14回の支払い実績で、減配は3度だけとまずまずの成績だと思います。
うち2回はリーマンショック直後の実績ですし、まぁ大きな問題はありませんね。安定的な配当実績だと思います。
6月の配当金
こちらも全体としては右肩上がりな感じです。3月同様、リーマンショック直後はに減配していますね。
とはいえ、2020年のコロナウイルスの影響が出始めた6月の実績は大幅増配!かなりの好成績なので、素晴らしいETFだと思います。
9月の配当金
9月の実績も基本的には右肩上がりを維持していますね。同じようにリーマンショック直後は減配となっています。
そしてコロナショックの影響をかなり受けたはずの2020年も10%程度の減配で踏みとどまりました。2020年は他の高配当株系ETFや、多くのETFが減配する中のなかなかがんばった成績だったと思います。
12月の配当金
12月の分配金も基本的には順調に増えてきていますね。2020年はまだ実績はありませんが、9月までの実績でなんとか前年と同レベルになっているので期待したいところですね。
こうやってみると、12月も安定していますね・・・。2017年は減配となりましたが、そんなに大幅に減ったわけではないですし気にしなくてもいいレベル。
そんなに大きな減配ではなく、個別銘柄の減配とは訳が違うので特に気にしなくてもOKですが、なるべく安定的にはしてもらいたいものですね。
最後に年間の配当額に、月別の配当金の内訳を入れたグラフも載せておきますね。
VYMの配当利回り
VYMの配当利回り情報をまとめると以下の通りになります。
VYMの利回り情報
項目 | 内容 |
配当利回り | 3.54% |
過去平均利回り | 3.07% |
過去"最高"利回り | 6.29% |
過去"最低"利回り | 1.95% |
※2020/10/27時点
配当利回りの幅は、大体ですが「2.5%〜4%」くらいといった感じです。
そして過去平均が3%以上となかなかの高配当です!VYMは基本的には配当金に着目したETFで、配当利回りが市場平均より高い大型企業が集まっています。
ここからは利回りの情報を掘り下げていきます。
配当利回り
配当利回りは上記の通りですが、これまでの株価の推移と利回りの推移をグラフにしたので載せておきますね。
こうやってみると、2020年初頭までは基本的には株価は右肩あがりでした。
何回か株価が下がって配当利回りが上がった場面がありましたが、今振り返ればそこが買い場だったのかもしれません。
2020年の暴落以降、高い利回り水準が続いていますね。
過去平均利回り
2020年10月頃の時点だと、過去平均利回りは3.1%ほどになっています。これは過去14年くらいの実績の平均なので、今後どう動いても急な変動はしません。
過去平均利回りは3%以上となかなかの高配当です。他の高配当株ETF、SPYDには及びませんが、安定感ではVYMに軍配が上がると思います。
2020年10月頃の水準だと比較的割安な水準なのかなーとも思います。大体ですが、3.5%くらいになっている時もあります。
コロナショックで株価が急落して、利回りも急上昇・・・現状はまだ以前の水準に戻ってはいません。
過去最高利回り
過去最高利回りは、2020年10月頃の時点で6.29%です。ただこれは単に一時的にそうなったというだけであって、実際にこの利回りで配当がもらえているというわけではありません。
過去最高を記録したのは、リーマンショック時。一時株価が20ドルに近づいた時あたりに記録しています。
2020年10月頃の株価水準は、大体80ドルほど・・・。今思えば、1株20ドルちょっとで買えたなんて・・・笑米国のここ10年が好調だったことが感じ取れますね。
とはいえ、うまく底で買えるものではありませんので、淡々と積立投資をするのが私は賢明だと思います。
過去最低利回り
過去最低利回りは1.95%です。もしこの利回りで買うとなると、高配当株ETFにしては物足りない数字ですよね・・・。
これは過去経済が好調で、 VYMの株価が上昇している場面で記録しています。
配当金はいつもらえるのか
VYMの配当支払い月は四半期に1回となっています。つまり3か月に1回、具体的には3月、6月、9月、12月の年間4回です。
基本的に支払い月の下旬に証券口座に入金されますが、状況によっては入金が翌月になることもございます。
2020年6月は26日に入金
2020年9月は28日に入金
VYMにいくら投資すれば、いくらの配当金がもらえるのか
投資の参考に簡単な早見表を作ってみました。
- 縦軸:投資金額
- 横軸:配当利回り(税引き前)
- 数値:税引後の年間配当金額(円)
配当を考える上で重要なのが、税金・・・。この早見表では配当にかかる税金を簡易的に28%で計算しています。実際には米国ETFは、米国で10%課税され、その後日本でも20.315%課税されます。
なので税引き前の金額に、0.72をかけた値が大体の配当金(税引後)と思っていただければと思います。
ただ実際はVYMは米国ETFなので、投資額・配当金は米ドルとなります。為替レートの影響を受けるので、この表は大体の目安としていただければ幸いです。
VYMの配当落ち日はいつか
配当落ち日はその時によって変動しますが、おおよそ配当月の20日前後と思っていただければ大丈夫です。
配当落ち日のあと、そこまで日を待たずに支払いとなります。しかし、証券会社の処理状況によっては配当落ち日の月の翌月に証券口座に入金されることもあります。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめます。
- VYMの配当利回りは大体「2.5%〜4%」くらいが目安
- VYMの配当月は3、6、9、12月
- VYMの配当金は増配傾向で比較的安定的
以上、VYMの配当金について基本的な情報から、少し込み入った情報までまとめてきました。
VYMに投資をする主な目的は配当金だと思うので、ぜひこの実績や推移は把握しておきたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
VYMの情報については以下の記事でまとめています。配当金以外にも、基本的な情報、株価、チャート、買い時についてもまとめています。
もっとHDVに詳しくなり、投資にも役立つのでぜひチェックしてみてください!
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