こんにちは、たかやん(@milesensei33)です。今回は「高配当株投資でのポートフォリオのメンテナンス方法」を紹介していきます!
高配当株投資をしていて
このように悩んでいる方もいらっしゃると思います。私自身も以前はどのようにして良いかわからなかったのですが、現在は流れを決めて、定期的にメンテナンスをすることで配当金も安定してきました!
そこで、この記事では投資系YouTuberのたかやん(チャンネル登録者
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)のたかやんが
この記事でわかること
- 具体的なポートフォリオのメンテナンス方法
- 安定した配当金を得るために必要なこと
- 高配当株投資を長期で続けるコツ
- 私のポートフォリオメンテナンスの事例
こんな感じでポートフォリオのメンテナンス方法やバランス調整の仕方がわかります。私の事例を交えながら解説していきますので、少しでも皆様の参考になればうれしいです!
参考
- 会社経営者
- 投資歴7年(インデックス投資+高配当株投資)
- 倹約や投資、ビジネスに力を入れています
▼動画でも公開しています▼
高配当株ポートフォリオをメンテナンスする目的
まず、高配当株ポートフォリオをメンテナンスする目的をご紹介していきます。
- 投資を継続するため
- 配当金を安定的に受け取るため
この2つはとても大切なことです。
長期で投資をやっていかないと自分の元本も配当金も成長していきません。
基本的には、投資に時間を使うの控えめにして、自分の収入を上げることや支出を下げることに時間を使ったほうが資産形成をしていく上で効率が良いと思います。
ただ、ポートフォリオのメンテナンスには時間をかける価値があると考えています。
資産形成をする上で重要なこととして
- 収入を上げること
- 支出を下げること
- 投資をメンテナンスして運用利回りを安定的にする
この3つを総合的に行うことで、自分の資産がどんどん膨れ上がっていく状況を作っていくことができます。
高配当株投資ポートフォリオのメンテナンスは、長期投資を継続する上で大切ですし、配当金を毎月安定的に受け取るために必要だと考えています。
高配当株投資ポートフォリオのメンテナンス方法
高配当株ポートフォリオのメンテナンスの手順をご紹介します。
- 現状を確認
- 目標を確認して現状と比較
- 実際に投資を実行する
この3つのステップです。
現状を確認する
高配当株投資ポートフォリオのメンテナンスで1番先にすることは「現状を確認すること」です。その理由は、今が分からないと対策のしようがないからです。
確認項目はこんな感じ。
- アセットアロケーション
- 総資産額・含み損益
- 銘柄・セクター比率
- 配当金構成比率
- 配当金の受け取り状況
この5つが必要な理由とやり方を順番に解説していきます。
アセットアロケーションの確認
まず、アセットアロケーションで確認するのは以下の通り。
- リスク許容度に応じた資産配分になっているか?
- 株式や債券の割合はどうか?
- 現金の比率はどれくらいか?
株式投資はハイリスク・ハイリターンな資産です。自分のリスク許容度と照らし合わせてリスクを取り過ぎていないかを確認することが大切になります。
あとは、長期で投資を継続していくためにも、現金の比率を確認するのは重要になってきます。
このように自分の資産を何に投資をしているのかを円グラフにして把握しています。
- リスクを取り過ぎていないか?
- リターンが低い資産に偏っていないか?
こんな風に確認することが大事だと考えています。
個々のリスク許容度に応じてハイリスクな資産をどのくらいの割合にするのか、自分に当てはめて考えていきます。
そして、円貨と外貨の比率も出しています。
外貨に偏りすぎてしまうと、為替の影響を大きく受けてしまいます。
自分の資産をどれくらい為替リスクにさらしているのかを確認するためにも、外貨と円貨の比率を可視化しておくのは大切です。
総資産額・含み損益の確認
次に、総資産額と含み損益の確認をします。
投資元本が増えているのか、減っているのかを確認します。配当金目当ての投資とはいえ、長期で元本割れをしていては投資としては意味がないですね・・・。
定期的に総資産額、含み損益の状況を見直して
- 自分の資産は増えているのか、減っているのか?
- 働いていない資産はないか?
もし、お金をもたらしてくれていない資産があるなら組み換えを検討していきましょう。
損益の状況について、私はこんな感じのグラフを作って確認しています。
こちらは日本株の損益状況をグラフで可視化したものです。
このように可視化すると、どの銘柄が含み益があって、どの銘柄で含み損を抱えているのかが一目瞭然になります。
こちらは米国株の損益状況を可視化したものです。
主力のETFはどれも含み益を得られている状況です。
個別株は数銘柄で含み損を抱えていますが、配当金は比較的安定して受け取れているので、現状ではこの状態を継続したいと思っています。
もしも、配当金を受け取れていない銘柄があったら入れ替えを検討していきます。
銘柄・セクター比率の確認
続いて、銘柄・セクター比率を確認していきます。
- 銘柄の分散状況やセクターの分散状況は問題ないか?
- 景気に左右されやすい銘柄・セクターに偏っていないか?
- 景気に左右されにくいセクターを保有しているか?
セクターは景気の循環で調子の良い悪いがかなり入れ替わってきます。
長期で安定的に配当を受け取るためには、なるべく分散をして1つのセクター・1つの銘柄に偏らないように投資するのが重要です。
例えば、私の日本株ポートフォリオはこんな感じです。
このように可視化してみると、課題が見えてきます。
私の場合は、日本株ポートフォリオにおいてETFが少なくて個別銘柄に偏りがちというところです。個別株は減配されるとかなりダメージが大きくなってくるので、なるべくETFでまとめたいなーと考えています。
そして、日本株のセクター比率はこんな感じです。
できるだけセクターが偏らないように分散させています。
情報通信が27%と多めになっていますが、日本の高配当株投資では仕方がない面もあるかなーと感じています。
続いて、こちらは先進国株のポートフォリオです。
米国株はSPYD・HDV・VYMといったETFが中心でまとめられています。
個別株の比率は1/4程度に収まっているので、ETFを中心としたポートフォリオにするという自分の目標に近い形で運用ができています。
そして、米国株のセクター比率はこんな感じです。
現在は、どのセクターも10%程度ずつにうまく分散してまとめられていると感じています。
もし、不動産や情報通信、金融などに偏っていると景気動向に左右されやすく、資産の状況や配当金の状況がブレやすくなってしまいます・・・。
なるべくセクターに偏りがなく、バランス良く投資をすることで投資元本や配当金が安定してきます。もし、偏りがみられる場合は、投資をする中で改善することをおすすめします^^
配当金構成比率の確認
続いて、配当金構成比率の確認です。
配当金構成比率を確認する理由は、配当金を受け取る銘柄が1つに偏っていると、減配されたときのダメージが大きくなってしまうからです。
例えば、自分が受け取る配当金の50%をJT(日本たばこ産業)が占めていた場合、減配があったら配当金を受け取る額が大きく減ってしまいます・・・。
私は配当金の構成比率を受け取り金額ベースで管理しています。
日本株に絞った配当金構成比率
先進国株に絞った配当金構成比率
このように可視化をして、配当金の受け取り先が偏り過ぎていないかを確認しています。
そして、もう1つ気をつけていることは、ETFからの配当金の割合が大きくなるようにしています。
個別株だと減配されてしまうと、ダメージが大きくなってしまいますが、ETFだと配当金がより安定してくるからです。
配当金の受け取り状況を確認
配当金受け取り状況の確認は、投資のモチベーション維持に大事になってきます。
投資は何よりも継続することが最重要です。
▼投資の継続の重要性については、こちらの動画で詳しく解説しています▼
累積配当金額の推移
こちらは、高配当株投資を継続する限り右肩上がりとなっていくため、投資を継続していくモチベーションに繋がっています。
現状では、667,882円の配当金を受け取れているような状況です。
そして、こちらは月別の配当金の受け取り状況をまとめています。
こちらも毎月受け取れる配当金が増えているので、長期投資をする上でのモチベーションに繋がっています。
まだ、このようなグラフを作っていない方は投資のモチベーションアップにも繋がりますので、ぜひ作成してみてください^^
目標を確認して現状と比較
現状確認と目標の比較ができたら、自分のポートフォリオを改善していきます。
- 現状のアセットアロケーションはどうなっていたのか?
- 目標とのギャップはあったか?
- 銘柄やセクターの比率に偏りはあったか?
- 目標にしている銘柄やセクター比率はどれくらいか?
- 配当金構成比率は問題ない状況なのか?
これらを確認して実際に改善をしていきます。
例えば、こちらが現状の私のアセットアロケーションです。
目標のアセットアロケーションはこうなります。
この2つを比較したギャップをまとめるとこのようになります。
- 国内株式がやや少ない
- 国内債券・先進国債券は5%少ない
- 現金の割合が10%多い
この場合は、現金の10%を国内債券と先進国債券に振り分けるのが適切でしょう。
後は、国内REIT・先進国REITがやや多くなっているので、こちらを売って国内株式を増やしていくようなバランス調整になります。
先進国株のポートフォリオの目標と現状のギャップはこのようになります。
- SPYDの比率が高い
- HDV・VYMの比率が低い
この場合のバランス調整は、SPYDを10%減らしてHDV・VYMに振り分けていくということが考えられます。
このように、自分の現状と目標を比較して、どうすれば目標に近づいていくのかを考えて今後の投資に活かしていくことが必要になってきます。
投資を実行する
最後に実際に投資をしていきます。
ここまでの状況
- 現状を確認しました。
- 目標を確認しました。
- 現状と目標を比較して改善点を明確にしました。
ここまでできたら、実際に投資プランに反映していきます。
- すぐにバランス調整をしてもOK。
- 徐々に改善していくのも良いです。
長期目線で目標に向かって歩んでいけば大丈夫だと考えています。
私の場合は毎月の投資の中でバランス調整をすることが多いです。
ただ、運用資金が大きくなってきて、毎月の投資で調整しきれないことも。その場合、ボーナス月の投資でバランス調整をやっていくこともあります。
現状のアセットアロケーションと目標のギャップ
現在は現金の割合が10%多くて、国内債券・先進国債券の割合がそれぞれ5%少ないような状況です。
こちらは近々、現金を債券に変えていこうと思っています。このように一気にバランス調整することもありますが、毎月の投資の中でリバランス(調整)をしても大丈夫です。
運用資金が大きくなってくると、毎月の投資だけではバランス調整がしにくくなってくるので、そういった場合は割合が増えた資産・銘柄を売って、割合が減ったアセット・銘柄に投資するようなバランス調整も重要だと思います。
まとめ
最後に高配当株ポートフォリオのメンテナンス方法の手順をまとめていきます。
- 現状を確認する
- 目標を確認して現状と比較
- 投資を実行する
この3つのステップで完了です。
メンテナンスは頻繁に行う必要はないと思っていますが
このように目標から離れた投資になっていないかを確認することが必要だと思います。
アセットアロケーションは、最低でも年1回はバランス調整をして、自分の目標に近づけていくことが長期投資をする上では重要だと思います。
ご自身のリスク許容度や目標に合わせてポートフォリオをメンテナンスしてみてください^^
今回の記事の内容が少しでもお役に立ちましたらうれしいです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。